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第四十四話 逃げた先で

Author: 月歌
last update publish date: 2026-09-15 11:00:00

神谷は、駅前のビジネスホテルにいた。

狭い机の上には、開いたままのノートパソコンと、ほとんど口をつけていない弁当が置かれている。

妻には、急な社外研修だと伝えた。

三日間だけ家を空ける。

そう言えば、深く聞かれないと思った。

けれど、嘘をついたときの妻の顔が何度も頭に浮かんだ。

高瀬を辞め、一ノ瀬エレクトロニクスへ移ったとき、家族は喜んでくれた。

給与が上がった。

役職もついた。

電子制御の技術者として、ようやく認められたような気がした。

高瀬では、義肢装具士や職人が開発の中心だった。

神谷の仕事も必要とされていた。

それでも最後に評価されるのは、患者の足へ直接触れる者たちだと感じていた。

自分が組んだ検証手順も。

電子制御の仕組みも。

いつも裏側にある仕事だった。

一ノ瀬への転職を勧められたとき、迷いは少なかった。

ここなら、自分の技術がもっと

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ウサコッツ
会長に直で繋いでもらったほうが よかったように感じるけど 内部通報管理してる部署が まともに機能してるのを期待してる 家族に危害加えられない保護が必要かも
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